2013年07月10日(水)
粛啓
盛夏の候ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、私こと河野忠は、このたび、有限会社大野建築設計事務所代表取締役に就任いたしました。
弊社の創立は47年4月11日ですが、私は昭和63年に4月に入社致しました。以来25年間、生え抜きとしての誇りを持って仕事をしてまいりました。25年前と言えばバブルの絶頂期の頃で、今と違い、引くてあまたの就職状況でしたので、いろいろな就職先の選択が許されておりました。しかし、私はなにかの縁を感じ弊社に身を委ねました。
建築についての勉強は、のんきなもので恥ずかしい話、入社後から始めたような次第です。そんな未熟な私を、許容し育んでくださいました、顧客の皆々様、建築界の諸先輩に心から御礼申し上げます。
さらには、今日まで、仕事や様々な社会活動を通じて出会った、多くの方々のご指導とご支援に深く感謝申し上げます。
設計は建築に必要な仕様や性能を決定し図面化する、「ものつくり」一歩目の重要な仕事です。そしてその仕事を全うするには、気候風土、地域性、歴史等を熟知し、それらの相乗効果と必然性を追求する姿勢が大切だと考えております。
顧客の皆様に、ご満足のいただける重要な役割を果たすには、日ごろから、建築的な事だけに偏らず、様々な知識を吸収し、職能を活かし、常に地域を考え、街を考え、建築を考えるといった、努力の継続が大事だと思っております。
これからの弊社のあり方は、この地域の一員として『ここで暮らす人々にあたたかい「ものつくり」をする』という一言に尽きると考えています。それが、この地域で「ものつくり」をする弊社、そして私を含む全社員の存在意義だと思っています。
私の信条は、「素直」「正直」「真面目」です。幼い時から両親にそう教えられ育ちました。これからも一層この信条を大切にして、会社発展のために専心努力いたす所存です。何とぞ、ご指導とご支援の程よろしくお願いいたします。
まずは書中をもちましてご通知かたがたご挨拶を申し上げます。
謹言
平成２５年７月吉日
代表取締役 河野 忠